【八尾市】首こりと頭痛が同時に起こる理由|デスクワークでつらさが続く方へ

首こりと頭痛が同時に続くと、仕事や家事に集中できなくなってしまいます。 特にデスクワークが多い方は、首と頭の重だるさや締め付けられるような痛みを感じることが多いです。

実は、首こりと頭痛は「別々の症状」ではなく、 ひとつの原因から同時に起こっていることがほとんどです。


目次

首こりと頭痛が同時に起こる仕組み

人の頭は体重の約十分の一ほどの重さがあります。 例えば体重が六十キロの人なら、頭の重さは五キロから六キロほどになります。

デスクワークで頭が前に出る姿勢が続くと、首の筋肉はその重さを支え続ける状態になります。 これが首こりの大きな原因です。

さらに、首の筋肉が硬くなると、頭の後ろを通る血管や神経が圧迫されやすくなります。 これによって「締め付けられるような頭痛」「ズーンと重い頭痛」が同時に現れます。


デスクワークで悪化しやすい人の共通点

  • 肩がすくんで力が抜けない
  • 首が前に出る姿勢が多い
  • 呼吸が浅く、胸や背中が固くなっている
  • 疲れたら揉む・押す、で終わっている

首や肩は「力を抜くこと」が苦手な部位です。 リラックスのスイッチが入らないまま働き続けると、こりは改善しません。


改善のカギは「首」ではなく「胸と背中」

首だけを揉んでも良くならないのは、 首を支えているのが「背中」と「胸」だからです。

胸が固い → 肩が前に巻く 肩が前に巻く → 首が前に出る 首が前に出る → 首と頭に負担が集中する

という流れで痛みが続きます。

つまり、改善のポイントは

  • 胸の動きを取り戻す
  • 呼吸を深くする
  • 肩と首の力みを抜く

この三つです。


オテツダイ整体院でのアプローチ

当院では、首を強く揉んだり、ボキボキ鳴らす施術は行いません。 理学療法士が呼吸と姿勢を確認しながら、胸・背中・肩の緊張をやさしくゆるめていきます。

力を入れず自然に呼吸が深くなることで、首と頭の負担が減り、 頭痛と首こりの同時改善が期待できます。


自宅でできるやさしいケア

  • 鼻から吸って、口からゆっくり長く吐く
  • 肘を後ろに引いて胸をひらく姿勢を数秒だけ行う
  • 一時間同じ姿勢を続けない

強く伸ばしたり、押したりする必要はありません。 「やさしく」「短く」「頻度多め」がコツです。


まとめ

  • 首こりと頭痛は、同じ原因から同時に起こることが多い
  • 改善には、首ではなく胸と背中の緊張をゆるめることが重要
  • 呼吸と姿勢が整うと、自然と首と頭が軽くなる

参考文献

Kim JH et al. Frontiers in Psychology, 2021.

Park S et al. Journal of Clinical Sleep Medicine, 2022.

Neogi T. Pain Research and Management, 2023.

Lehrer PM et al. Applied Psychophysiology and Biofeedback, 2020.

Gross AR et al. Cochrane Database of Systematic Reviews, 2015.

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