八尾で膝の前が痛い方へ。膝蓋大腿痛症候群の基礎知識と対処法

椅子から立ち上がる時に膝の前が痛い。膝をつくとズキっとする。階段を降りるときに膝に力が入らない。八尾の整形外科や整骨院で異常なしと言われたのに痛みが続く。
それは膝蓋大腿痛症候群(しつがいだいたいしょうこうぐん。PFPS)の可能性があります。
目次
膝蓋大腿痛症候群(PFPS)とは
膝蓋骨と大腿骨の間で摩擦や圧力が増え、膝の前側や膝蓋骨裏に痛みが出る状態です。中高年の女性でみられることがあり、運動不足や筋力低下、姿勢のくせが関係します。
主な原因
- 太ももの内側と外側の筋力バランスの乱れ
- 股関節や足首の柔軟性低下
- O脚やX脚などのアライメント不良
- 誤ったスクワットや階段の降り方
- 長時間のデスクワークによる姿勢不良
レントゲンで異常なしでも痛い理由
PFPSは骨の変形が少ないため、レントゲンに写らないことが多いです。筋肉や動作のバランス不良が痛みの根本原因になっている場合があります。
病院と整体の使い分け
整形外科:痛み止め、物理療法、運動指導。炎症が強い場合や診断を受けたい方に向いています。
整体院:姿勢と動作の解析、筋バランス調整。根本原因にアプローチしたい方に向いています。
自宅でできる対処法
- 大腿四頭筋(特に内側広筋)のトレーニング。膝蓋骨の安定性が高まります。
- 股関節外旋筋のストレッチ。膝の軌道が整い負担が減ります。
- 足部アライメントの見直し(必要に応じてインソール)。土台から負担を軽減します。
すぐ相談したいサイン
- 痛みが2週間以上続く
- 両膝に違和感がある
- 膝が抜けるように感じる
- 階段や立ち上がりで生活に支障がある
まとめ
- 膝の前側の痛みはPFPSの可能性があります。
- レントゲンで異常がなくても安心はできません。
- 八尾にはPFPSに対応できる医療機関や整体院があります。
- 放置せず、早めの評価とケアで根本改善を目指しましょう。
参考文献
Collins NJ et al. British Journal of Sports Medicine. 2012;46(4):213-222.
Barton CJ et al. British Journal of Sports Medicine. 2015;49(14):965-970.
Willy RW, Hoglund LT. Clinical Biomechanics. 2010;25(10):999-1006.
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