首こりと頭痛が同時に起こる理由|デスクワークがつらい方へ

「首が重い…」「頭が締め付けられる感じがする…」
そんな不調が、仕事が続くと悪化していませんか?
首こりと頭痛は、別々の症状ではなく、同じ原因から同時に起こっていることが多いです。
特に デスクワークが多い方に強くみられる傾向があります。
1. なぜ首こりと頭痛は同時に起こるのか?
ポイントは「自律神経」と「深層筋」のバランス
長時間パソコンやスマホを見続ける姿勢では、頭が前に傾きやすくなります。
すると、首の後ろにある深い筋肉(深層筋)が休まず働き続け、血流が低下します。
血流が悪くなると、
- 筋肉の緊張が取れない
- 神経が過敏になりやすい
- 脳への酸素供給が低下
この状態が続くことで、
首こり → 頭痛(特に締め付けるような痛み)を引き起こす
という流れが起きます。
2. デスクワーク姿勢が不調を加速させる理由
人の頭の重さは約5〜6kg。
首が前に出ると、支える筋肉への負担は2倍以上になります。
例えば、
- 画面を見るときに顔だけ前に出る
- 肩が内側に入り、背中が丸まる
- イスに浅く座る
これらが続くと、首と頭につながる筋肉にストレスがかかり続け、
痛み → 疲労 → 再発のループが起こります。
3. 自宅でできるケア(やさしい内容)
無理に強くほぐすより、まずは 血流と呼吸 を整えることが大切です。
首の付け根を温める:蒸しタオル や入浴5〜10分
ポイントは、
「ほぐす」より「力みを取る」こと。
4. 当院での改善の考え方
当院では、
「凝っている場所を揉む」のではなく、
根本となる姿勢と深層バランスの調整を重視します。
- 首に負担がかからない姿勢づくり
- 肩甲骨・肋骨まわりの柔軟性向上
- 自律神経が整いやすい呼吸改善
「痛みを戻さない身体にする」ことを大切にしています。
5. まとめ
首こりと頭痛はつながっている血流と自律神経が深く関係
姿勢の影響が大きい デスクワーク環境の見直しが鍵
改善にはバランスと呼吸が重要 ほぐすだけでは根本改善にならない
「ずっと同じ所がつらい…」
そう感じた時が、改善に動き出すタイミングです。



