【八尾の皆様へ】膝の前や内側が腫れて痛むあなたへ

〜滑液包炎(バ―サイティス)を見逃さない〜
目次
📌 こんな症状、ありませんか?
- 膝のお皿の下がぷくっと腫れている
- しゃがむと膝の内側がズキッと痛い
- 動かすと熱を持っているような感じ
- 特に打った覚えもないのに痛む
これらの症状、整骨院や整体に行っても「湿布で様子見」と言われた方も多いのでは?
それ、実は…
膝の「滑液包炎(バ―サイティス)」かもしれません。
💡 滑液包炎(bursitis)とは?
関節の周りには、摩擦を減らすためのクッションの役割を果たす「滑液包(かつえきほう)」があります。
そこに炎症が起こると、痛みや腫れ、熱感が発生するのが「滑液包炎」です。
🔍 よくあるタイプと症状
| 種類 | 痛む場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 鵞足(がそく)滑液包炎 | 膝の内側 | 階段やしゃがむ動作で痛む |
| 前膝蓋(ぜんしつがい)滑液包炎 | 膝のお皿の前 | 立ち膝やデスクワークで悪化 |
| 半膜様筋滑液包炎 | 膝の裏側 | 長時間歩行で違和感 |
👨⚕️ 原因になりやすい生活習慣(特に男性に多い傾向)
- 正座やしゃがむことが多い仕事(大工、整備士など)
- 過去の膝への打撲やケガ
- スポーツ(特にランニングやバレー)による繰り返し動作
- 肥満による関節への過負荷
🏠 八尾市内での治療アプローチ
- 炎症のコントロール(アイシング・安静)
→ 初期はまず「炎症を抑える」ことが最優先です - 原因動作の分析と改善
→ 膝の使い方、歩き方、靴の状態などをチェック - 筋膜リリース・マッサージ
→ 周囲の組織を整えることで回復促進 - 再発予防のトレーニング
→ 特に太ももやお尻周りの筋力が重要
❗ 放置するとどうなる?
- 炎症が慢性化し、膝の可動域が低下
- 滑液包が繊維化 → 腫れが治りにくくなる
- 他の関節(反対の膝や股関節)に負担が連鎖
🧠 病院でレントゲン異常なしでも安心しないで!
滑液包炎は「レントゲンで写らないことが多い」ため、見逃されやすい疾患です。
超音波検査や丁寧な触診が大切になります。
📝 まとめ
- 膝の前や内側が腫れて痛むなら「滑液包炎」の可能性
- 男性の中でも職業やスポーツ歴が関与しやすい
- レントゲン異常なしでも油断せず、八尾市内の対応施設へ相談を
- 早期対処+再発予防が何より大切!
📚 参考文献(エビデンスレベル1:システマティックレビュー)
- Bianchi, S., & Martinoli, C. (2007).
Knee bursitis: A systematic ultrasound-based review.
European Radiology, 17(10), 2652–2660.
▶︎ https://doi.org/10.1007/s00330-007-0637-7 - Morcos, M. W., et al. (2019).
Treatment of knee bursitis: A systematic review.
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▶︎ https://doi.org/10.1177/0363546518822543 - Smith, T. O., et al. (2014).
Non-operative interventions for bursitis: A systematic review and meta-analysis.
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▶︎ https://doi.org/10.1179/1743288X14Y.0000000116



