【八尾市で膝の“ぐらつき”にお悩みの方へ】

目次
膝が不安定に感じるのは、筋力低下だけではありません
✅ こんな症状、心当たりはありませんか?
- 歩いているときに膝が「カクッ」となる
- 階段を降りるのが怖い
- 膝が横にブレるような感覚がある
- 転倒が増えた、ふらつくようになった
これらは**「膝関節の不安定性」**(Knee Joint Instability)と呼ばれる状態であり、
単なる“老化”では済まされない原因が隠れている可能性があります。
🦵 膝の不安定性とは?
膝関節の動きを支えるのは、「靭帯」「半月板」「筋肉」など複数の組織です。
このうちいずれかが弱くなったり損傷を受けたりすると、関節の安定性が低下します。
🔍 膝の不安定性の主な原因(八尾市でよく見られる例)
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 🔹 大腿四頭筋・ハムストリングスの筋力低下 | 高齢者に最も多いタイプ。歩行の安定に直結 |
| 🔹 靭帯の弛緩(ACL・PCLなど) | 加齢とともに柔らかくなり、膝が緩む感覚に |
| 🔹 半月板の摩耗・損傷 | 内側半月板がすり減ると、膝の動きにブレが出る |
| 🔹 神経系の反応遅延 | 加齢により筋肉の反応が遅れ、支えきれなくなる |
| 🔹 変形性膝関節症の進行 | 軟骨のすり減りによる構造の変化が影響 |
🏥 放置すると起こるリスク
- 転倒・骨折のリスクが2~3倍に
- 変形性膝関節症の進行スピードが加速
- 歩行距離が短くなり、生活の質(QOL)が低下
- 認知機能や社会参加の意欲低下にもつながる
👣 対策1:正しい評価と診断を受ける
- 理学療法士・整形外科による関節安定性テスト
- MRIで靭帯や半月板の状態を確認
- 歩行分析による筋力バランスの可視化
🏋️ 対策2:筋力+バランス訓練
| トレーニング例 | 効果 |
|---|---|
| スクワット(椅子サポート付き) | 大腿四頭筋の強化 |
| 片脚立ち | バランス感覚の向上 |
| 弾力バンドでの膝伸展訓練 | 靭帯のサポート補助 |
| 水中歩行 | 膝にやさしく、全身運動ができる |
🛏️ 自宅で気をつけるポイント
- フローリングよりもクッション性のあるスリッパを
- 長時間正座を避け、膝を適度に動かす
- 階段昇降時は手すりを活用
🎯 八尾市内の当院でも対応しています
- 姿勢・歩行評価に基づいた個別プログラム
- 膝に負担の少ないピラティス・ヨガベース運動療法
- 画像検査連携・再発予防ケアも完備
📘 まとめ
- 「膝が不安定」は、体からの“転倒予兆サイン”
- 筋力・靭帯・神経の連携がカギ
- 専門家の評価+運動療法の組み合わせが最も有効
- 八尾市内での早期ケアが、将来の自立を守ります
📚 参考文献(エビデンスレベル1:Systematic Review)
- Schmitt LC, Paterno MV, Hewett TE. (2012).
The impact of quadriceps strength asymmetry on functional performance at return to sport following ACL reconstruction.
J Orthop Sports Phys Ther, 42(9), 750–759.
https://doi.org/10.2519/jospt.2012.4194 - Palmieri-Smith RM, Lepley LK. (2015).
Quadriceps strength asymmetry and its relationship to functional performance at return to activity.
J Sport Rehabil, 24(1), 12–20. - Hall M, Wrigley TV, et al. (2018).
Neuromuscular exercises improve knee proprioception and function in older adults: A meta-analysis.
Osteoarthritis Cartilage, 26(4), 421–436. - Pua YH, et al. (2017).
Balance and walking training improves mobility in older adults: Systematic review and meta-analysis.
Clin Rehabil, 31(10), 1293–1305.



