ストレスと身体の痛みの関係｜なぜ肩こりや腰痛が続くのか
痛みが続くのは、姿勢や筋肉だけの問題ではありません。 「ストレス」や「自律神経の乱れ」が深く関わっていることが、研究でもわかっています。
肩こり 首こり 腰痛が何度も繰り返される場合、 体を整えるだけでなく、呼吸やリラックスの仕組みに目を向けることが大切です。
目次
ストレスが痛みを引き起こす仕組み
人はストレスを感じると、自律神経が「緊張モード」に切り替わります。 この状態では、筋肉がゆるまず、体が固まりやすくなります。
特に影響を受けやすい場所
- 首（重い頭を支えるため負担が集中）
- 肩（力みが溜まりやすい）
- 腰（姿勢が崩れることで力が入りやすい）
この「力が抜けない状態」が続くと、筋肉が硬くなり、血流が悪化し、痛みが出やすくなります。
深い呼吸が痛みをやわらげる理由
深い呼吸には、自律神経を整える働きがあります。 ゆっくり息を吐く時間を長くすることで、体は自然と「リラックスモード」に切り替わります。
実際に、呼吸法を取り入れることで 首こりや腰痛の緊張が和らぐことが研究でも確認されています。
体と心を一緒に整えると回復が進む
筋肉や姿勢を整えながら、同時に呼吸や自律神経を整えることで、 痛みの改善がよりスムーズになります。
これは、単に筋肉をほぐすだけでは元に戻りやすい理由でもあります。
当院で大切にしていること
オテツダイ整体院では、
- 強く押したりボキボキしない優しい施術
- 呼吸に合わせて筋肉を自然にゆるめる方法
- 緊張が抜けやすい姿勢と体の使い方の提案
を大切にしています。
体がゆるむと、呼吸が深くなり、痛みの回復が進んでいきます。
自宅でできる簡単ケア
- 鼻から息を吸い、口からゆっくり長く吐く
- 肩を後ろに回して胸をひらく
- 同じ姿勢を続けない
無理に伸ばす必要はありません。 「ゆっくり」「やさしく」が効果的です。
まとめ
- ストレスは体を緊張させ、痛みを引き起こす
- 呼吸と姿勢を整えると、緊張が自然にゆるむ
- 優しい整体は体と心の両方に働きかける
参考文献
Kim JH et al. Frontiers in Psychology, 2021.
Park S et al. Journal of Clinical Sleep Medicine, 2022.
Neogi T. Pain Research and Management, 2023.
Lehrer PM et al. Applied Psychophysiology and Biofeedback, 2020.
Gross AR et al. Cochrane Database of Systematic Reviews, 2015.
監修：理学療法士 オテツダイ整体院（八尾市）