八尾で膝がロックされるような症状にお困りの方へ

歩いている途中で膝が急に伸びない、または曲がらない。階段で膝が引っかかるように動かない。膝の中に何かが詰まっているような違和感がある。少し休むと動くが、また同じことが起きる。このような症状は「ロッキング症状」の可能性があります。

目次

ロッキング症状とは

関節内で何かが物理的に動きを妨げることで、膝の可動が一時的に制限される状態です。放置すると悪化することがあるため早めの評価が大切です。

主な原因

  • 半月板損傷:裂けた半月板の一部が関節内で引っかかる。
  • 関節内遊離体(関節ねずみ):骨や軟骨の小片が関節内を移動してロックを起こす。
  • 骨棘形成:変形性膝関節症の進行で骨の突起が干渉する。
  • 滑膜ヒダ障害:関節包のひだが動きを妨げる(頻度は高くないが存在)。

八尾で高齢者に多く見られる背景

  • 長年の立ち仕事や家事、農作業などで膝を使い続けている。
  • 加齢による半月板や軟骨の変性。
  • 以前からの膝痛を我慢していた経緯。

必要な検査

  • MRI:関節内の構造異常を詳細に評価。
  • 超音波検査:滑膜や軟部組織の確認。
  • 理学所見:可動域や引っかかりの有無、疼痛誘発テストなど。

治療の流れ

  • 軽度:安静、炎症コントロール、リハビリテーション。
  • 中等度:関節注射(ヒアルロン酸またはステロイド)を検討。
  • 重度:関節鏡視下手術で原因の除去や半月板の整形を検討。

放置しないほうがよい理由

一時的に改善しても再発を繰り返すと、関節構造の損傷が進みやすくなります。完全に動かないロック状態に至ると、手術が必要となる場合があります。

自宅での再発予防

  • 大腿四頭筋(特に内側広筋)のトレーニング。
  • 膝を深く曲げすぎる動作を避けるなど生活習慣の見直し。
  • O脚やX脚の傾向がある場合は歩き方や座り方を意識する。

まとめ

  • 膝のロッキング症状は、関節内で何かが引っかかっているサインです。
  • 半月板損傷、関節内遊離体、骨棘などが主な原因です。
  • 我慢せず、MRIなどで原因を明確にし、適切な治療を受けましょう。
  • 八尾市内の整形外科、理学療法、膝専門の整体でも相談できます。

参考文献

LaPrade RF et al. Diagnosis and management of meniscus root tears. The American Journal of Sports Medicine. 2015;43(2):377-384. https://doi.org/10.1177/0363546514524169

Beaufils P et al. Management of the degenerative meniscus: Evidence-based recommendations. Knee Surgery, Sports Traumatology, Arthroscopy. 2017;25(2):335-346. https://doi.org/10.1007/s00167-016-4401-5

Yeh ML et al. Knee locking in older adults: Clinical presentation and evidence-based management. BMC Musculoskeletal Disorders. 2019;20(1):451. https://doi.org/10.1186/s12891-019-2824-z


ご予約・ご相談
電話:072-940-6117
LINE:こちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次